6月28日土曜日、松山で認知症緩和ケアのセミナーを開催しました。
アンソフィーさんとグスタフさんのスウェーデン認知症緩和ケアの講演に、約100名の熱心な参加者が来られました。
このセミナーの大きな課題は、たとえ認知症患者が自分で生活できなくなったとしても、その方の生きがいと尊厳をいかに守っていくか、ということでした。

1 チームワーク
認知症には様々な症状があり、個人に合ったニーズの対応が要求されます。
その多様な患者を理解し、毎日のケアを乗り越えるために、アンソフィさんは、チームワークの大切さを強調しました。
その『チーム』とは、患者の周囲にいるすべてです。ケアスタッフだけではなく、家族、友人、そして行きつけの美容室の美容師も、その『チーム』の一員です。なぜって、患者が10年も20年も通った美容室ならば、色んなお話をしていることでしょう!チームワークをうまく利用すれば、患者に安心な環境を作ることができます。
2 音楽でコミュニケーション♪
認知症が進行して会話ができなくなったとき、音楽が役立つそうです。
音楽でコミュニケーションなどどのように取れるのでしょうか。
認知症患者は何かを伝えるのに、正しい言葉が見つからないことがあるそうです。そんな方も実は幼いころ歌った童謡は完璧に覚えており、スラスラ歌えることがあるようです。
アンソフィーさんとグスタフさんはブンネ法のギターを演奏してくださいました。これがそのギターです!

このギターを使って、『幸せなら手をたたこう』を演奏しました。

特別な知識がなくても誰もが楽しめる楽器です。ミニオーケストラが楽しめます。素敵ですよね。

楽器について簡単な説明(簡単な楽器なので説明もいたって簡単です!)の後で、みんなで合唱しました。それは何とも言えない楽しい雰囲気でした。みんなで一緒に何かをすることって楽しいですね。

最後にスウェーデンの60年代のヒット曲、“Last Night I had the strangest dream”を披露しました。私たちにとっては演歌のような懐かしい響きです…!

次の休憩時間にはギターを見にたくさんの方が集まってくださいました。
3 タクティールケア
アンソフィさんによると、タクティールケアにより認知症の周辺症状を緩和することができるそうです。患者の肌をやさしく撫でることによって、安心感や愛情を提供することができます。眠くなってしまう方もいらっしゃるぐらい、本当にリラックスできますよ。
この療法により、患者とケアスタッフの距離が近くなり、コミュニケーションより易くなり、患者の安心感が増すといわれています。
4 タクティール実践者の声
タクティールケアを導入している施設の事例発表がありました。新しい試みだったので、初めは戸惑うことが少なくなかったが、その効果は抜群で、落ち着きのある患者が増え、徘徊や問題行動が少なくなったとのことでした。
5 タクティール体験コーナー
最後に、県内施設よりご協力をいただき、タクティールの体験コーナーを開きました。手・背中・足から選ぶことができました。大盛況で、じゃんけんで体験者を決めることになりました。みなさん、ご満足いただけたでしょうか・・・。

以上が簡単な報告です。
みなさん、お疲れさまでした。あのセミナーが、今後の認知症緩和ケアのヒントとなれば幸いです。ありがとうございました。もし、何かご質問がございましたら、是非、お気軽にご連絡ください。

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